『茶房おかげや』- 鶴見 / 總持寺で心が洗われる禅カフェで絶品極上牛丼と和風アフォガードを堪能！

茶房おかげやとは

JR鶴見駅西口から歩くこと約7分。曹洞宗大本山總持寺の広大な境内に足を踏み入れると、都市部とは思えない静寂に包まれます。観光地化されていない穴場スポットのため、人も少なく、まさに非日常感を味わえる隠れた名所です。整備された参道を歩いているだけで心が洗われるような気持ちになります。

茶房おかげやは、お坊さんたちの研修や檀家さんの宿泊、休憩所として利用される「三松閣」という建物の1階にあります。

天井が高く開放感があり、店内から見える境内の景色は四季折々様々な装いを見せます。特に春には美しい桜が咲き誇り、窓越しに眺める桜並木が見えるようです。

木の温もりを感じる店内は、まさに「和」の空間。お寺の境内という特別な場所で食事をしているという非日常感が、料理の美味しさをより一層引き立てています。

日曜日の14時半頃に訪れましたが、幸いにも待ち時間なしで入店できました。なお、こちらのお店は先払いシステムとなっており、席に着く前にレジでオーダーと支払いを済ませるスタイルです。

また、景色の見える人気の席は60分までの利用時間制となっているため、次のお客様への配慮も必要です。ゆっくりと景色を楽しみながらも、マナーを守って利用したいですね。

茶房おかげやでは、極上牛丼以外にも魅力的なメニューが豊富に揃っています。朝7:30からはモーニングセットも提供されており、トーストや卵料理、自家製ヨーグルトなどがセットになった健康的な朝食を楽しめます。

ランチタイムには、極上牛丼をはじめとする各種丼もの、カレー、パスタなど多彩な選択肢があり、どれも禅の心を感じられる優しい味付けが特徴です。甘味メニューも充実しており、和のあんふぉがぁど以外にもソフトクリームやあんみつなど、お寺らしい和のデザートが揃っています。

ドリンクメニューも豊富で、大黒尊天コーヒーをはじめとする各種コーヒー、抹茶、煎茶などの日本茶類、そして甘酒など、禅カフェならではの心を落ち着かせる飲み物が取り揃えられています。

まず注文したのは「極上牛丼」。柔らかく煮込まれた牛肉は、甘辛いタレが絶妙にからみ、ご飯との相性も抜群です。生卵を崩すと、よりまろやかな味わいに変化し、最後まで飽きることなく味わえます。

ただし、一点気になったのは、牛肉にすじの部分が含まれていたこと。完全に柔らかく煮込まれていない部分があり、少し噛み切りにくい箇所がありました。この点は改善の余地があるかもしれません。

今回は単品でオーダーしたため、牛丼のみのシンプルなスタイルでしたが、それでも十分に満足できるボリュームと味わいでした。

デザートには「和風アフォガード（抹茶）」をオーダー。こちらは見た目からして美しく、SNS映えも抜群です。

バニラアイスの上にかけられた濃厚な抹茶ソースは、ほろ苦さと甘さが絶妙なバランス。白玉も添えられており、モチモチとした食感がアクセントになっています。特に印象的だったのは、添えられたあんこの上品な甘さ。甘すぎず、抹茶の風味を邪魔しない絶妙な味付けで、和のデザートとしての完成度の高さを感じました。

抹茶の深い味わいが口の中に広がり、禅の心を感じられるような上品なデザートでした。

私が訪れた日は緑豊かな木々が窓の外に広がり、都市部にいることを忘れさせてくれる美しい景色でした。お寺の境内という特別な場所で食事をしているという非日常感が、料理の美味しさをより一層引き立てています。

茶房おかげやは、単なるカフェを超えた特別な場所でした。總持寺の神聖な空気の中で味わう料理は、味覚だけでなく心も満たしてくれます。

特に：
✓ 總持寺境内の静寂で癒される空間
✓ 非日常を感じられる

これらの要素が組み合わさって、また訪れたくなるお店となっています。

鶴見を訪れた際は、ぜひ總持寺への参拝と合わせて茶房おかげやでの食事を楽しんでみてください。
きっと心に残る特別なひとときを過ごせるはずです。

★★★★（4つ星）

店名禅カフェ茶房おかげや
所在地 神奈川県横浜市鶴見区鶴見2-1-1 三松閣1F
営業時間 7:30～17:00（LO16:00）
定休日 月曜日（祝日は営業）
予算 1000円～1500円
支払い方法 先払いシステム

※営業時間や価格は変更になる場合があります。事前にお店にご確認ください。